最強の節税アイテムについて解説致します。
【最強の節税アイテム】
「小規模企業共済」は最強の節税アイテムです。所得が高くなり資金に余裕のある人は、必ず入ったほうがいいと思います。
【小規模企業共済とは】
中小企業基盤整備機構が行っている小規模企業の役員や個人事業主の方を対象とした「退職金制度」です。
月々1,000円~70,000円(最大840,000円/年)かけることができ、将来「一時金」又は「年金」として受け取ることができます。
【なぜ小規模企業共済がいいのか】
①全額、所得控除が可能
例えば、最高税率の高所得者の場合、最高で462,000円/年(840,000円×55%(所得税45%+住民税率10%))の節税になります。
②将来の受取時に税務上の優遇がある
「一時金」として受け取る場合、「退職所得」となり退職所得控除を受けることができ、所得の大半は控除できることになります。また、「年金」として受け取る場合は、「雑所得」となり控除があります。
また、「一時金」で受け取るか「年金」で受け取るかを自由に決めることができ、一部を「一時金」で受け取るという方法も可能です。
つまり、より税金が少なくなるように受け取り方を選ぶことができます。
退職所得控除額は、掛金を支払っている期間が長ければ長くなるほど大きくなるため、資金に余裕のある人はできる限り早めに加入したほうが得となります。
③予定利率が1%
銀行に預けても利息がほとんど付かない今日において、小規模共済の掛け金は予定利率1%(複利)と比較的高くなっております。
【デメリット】
20年未満で解約すると元本割れします(ただし、廃業の場合は元本割れしません。)
掛金の範囲内(掛金納付月数により掛金の7~9割)で、10万円以上2,000万円以内(5万円単位)の借入れをすることができますが、金利が1.5%かかることから、手元資金に余裕のない方は気を付けたほうがいいと思います。
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